構造
軽量化とバッテリーで動作できるように、モニターには液晶ディスプレイが使われており、基本的に二つ折り形状となっている。大きさについてはノートパソコンを閉じたときの状態で紙の寸法のA列およびB列になぞらえてカテゴライズされている。
| 形状 | 画像 | 特徴 |
|---|---|---|
| B4・A4以上 | 液晶画素数1600x1200 |
液晶に14インチから17インチ程度のものが使われ、現在ではワイド液晶のもの(主にB4サイズ)が主流になりつつある。中型のものでは重量が2~3キログラム程度、大型のものでは重量も3~4キログラム程度あり、一般に徒歩で持ち運んでの(モバイル)利用には不向きであるが、据え置きとしての利用ではデスクトップパソコンよりも少ないスペースで済む利点がある。
かつてはフロッピーディスクドライブ(FDD)、ハードディスクドライブ(HDD)とコンパクトディスク(CD)などを内蔵した3スピンドル構成が一般的であり、インターフェイスとしてシリアルポート、パラレルポート等のレガシーデバイスを搭載していたが、Windows XPの普及の過度期にあたる2002年の後半以降からはHDDと光学ドライブの2スピンドルになりレガシーデバイスがほぼ排除された。 トランスポータブルパソコン(ポータブルパソコン)または可搬型パソコン(キャリアブルパソコン)と呼ばれることがある。 |
| B5・A4 | 液晶画素数1024x768 |
コンパクトノートと呼ばれ、液晶は12~14インチ程度。1スピンドルタイプの薄型ノートに別途CD・FDDがついた機器を装着させるドッキングベースを付属または別売させたものなどが1990年代後期まで発売された(多くはビジネスノートとして法人向けに流通)。
2001年以降は、技術の進歩により大画面の液晶ディスプレイを搭載しながら、重量を1キログラム台に抑えた1スピンドル薄型ノートも各社から登場した。気軽に持ち運べキー入力環境も良好な個人用パソコンとして、若年層を中心にコンパクトノート需要は伸びた。 |
| B5程度 | 液晶画素数1024x768 |
サブノートパソコンとも呼ばれ、液晶は10~12インチ程度。重量1キログラム前後で、持ち運んでの利用を想定していることが多い。そのため多くはハードディスクドライブのみ内蔵する1スピンドルであるが、HDDとCDなど光学ドライブを内蔵する2スピンドルの機種も登場している。
2008年には後述するB5サイズ以下のカテゴリーのミニノートパソコン同様、ごく一部の機種においてはFlash SSDを搭載したゼロ・スピンドルも存在する。 |
| B5以下 | 液晶画素数1024x600 |
ミニノートとも呼ばれ、さらに大きさを切り詰めたもの。液晶は10インチ以下で、表計算などのアプリケーションの使用には難がある。重量は800グラム~1キログラム強まで。キーボードの大きさも縮めているため、入力が行いにくくタッチタイピングの困難な機種が多い。
HDDのみの1スピンドルモデルが中心であるが、2008年にはHDDの代替としてFlash SSDを採用し、ゼロ・スピンドルの機種が発売された。 日本のメーカーのものはモバイルカメラやタブレット機能など何らかの付加価値を付けることが多いが、日本以外のメーカーは、Eee PCなど付加価値の少ない安価に徹したネットブックとよばれるタイプのものを相次いで発売している。 |
スリムノートと呼称されるノートパソコンについては、特定の大きさのカテゴリーに属するノートパソコンよりも比較的厚みが薄いものを指す[1]。
バッテリーに関しては技術革新が著しいものの、充放電サイクルを繰り返すにつれて容量が減少するという問題を抱えており(これは他の充電式電池を使用する製品にも言える)、高価なバッテリー交換を必要とする場合もある。また、低電圧化が進む現在でも消費電力の高いCPUや液晶パネル(特にバックライト)、各種ドライブなどを使用している事もバッテリーの小型化を阻害している要因である(かつては乾電池駆動のノートパソコンも存在したが、パソコンの性能が上がっている現在では、ノートパソコンを実用的に駆動するのは難しい)。その為、外部に持ち出して長時間駆動するにはACアダプターも持参する必要性が高い状況も多い。一部のメーカーでは充電式電池に代わって、アルコール(メタノール)を補給して電力を発生させる燃料電池の開発を進めているが、まだまだ技術革新の必要性が高い製品といえる。